リアルタイムの航空機位置情報~Flightradar24~
2017.01.19 岡田定晴
夢の名残り(作曲:Amacha) |


広告


このFlightradar24を見ていて、アメリカやヨーロッパを飛ぶ飛行機の多さ、香港・深セン・広州や上海を離着陸する 飛行機の多さに驚きました。これを見ていると、世界のどこが活発に経済活動をしているのかが良くわかります。 空港を離着陸する様子を見ていると、滑走路の本数や空港の建物や駐機している飛行機の数もわかります。 日本の空港よりも、香港やシンガポール、上海のほうが立派な様子がよくわかり、日本は大丈夫かと心配になります。 確か、日本のバブルが崩壊した頃、大前研一さんが『国際空港の重要性』を書かれていましたが、 今、Flightradar24でこれらの空港を見て、その指摘が正しかったことがわかります。
以下は、Flightradar24ホームページ(https://www.flightradar24.com/how-it-works):How it worksの 一部を引用して翻訳し、要約したものです。
『Flightradar24は、ADS-B、MLAT、レーダーデータなどのデータソースから得られるデータを結合します。 これらのデータは、航空会社および空港からのスケジュールと飛行状況データとともに集計され、 独自の飛行追跡体験が作成されます。主な技術は、自動従属監視放送(ADS-B)と呼ばれています。 航空機は、その位置をGPSから取得し、航空機に搭載されたADS-Bトランスポンダは、 位置等を含む信号を送信し、ADS-Bの信号は地上で受信しFlightradar24に送られます。 世界中に10,000を超えるADS-B受信機のネットワークがあります。 高周波(1090MHz)を使用するため、各受信機からのカバレッジは、約250-450kmに制限されます。』
Flightradar24は、海外に向かう家族や親類を見送ったときなどに、何回も使いましたが、 使うたびに機能が改善されて使いやすくなっています。これだけ大規模に世界の今を見ることができるようになりました。 ついこの前まで、我々が世界で起きていることを同時に、リアルタイムに把握できるのは、 通信衛星や海底光ファイバ-によるテレビ生中継しかありませんでした。 これからは、Flightradar24のように、テレビでは実現できないリアルタイムの情報把握が 可能になる時代で、どのようなサービスが現れるのか、われわれの生活がどのように豊かになるのか 楽しみです。