コンピュータ故障への対策は十分だったか?
2019.11.22 岡田定晴
ノスタルジア(オルゴールver.) (作曲:Amacha) |
11月2日に、自宅のパソコンが故障して、Windows10が立ち上がらなくなりました。
自分で作成したデータ(プログラム、文書、写真、動画など)の殆どは、
厳重にバックアップしていましたが、油断をしたために失ってしまったデータもありました。
故障したパソコンは、今から7年くらい前に買った日本のT社のオールインワンのデスクトップPC(2012夏モデル)で、
CPU-Core i7、メモリ-8GB、HDD-2TBなど当時としては最先端のものでした。
Windows95以降は、DELLやHPなどアメリカ製のパソコンしか使っていませんでしたから、久しぶりに日本製品の良さを感じることが出来ました。
2015年7月29日に、Windows10 の無償アップグレードの提供が始まりました。 Windows10 へのアップグレードを促されたときに、T社の情報では、 アップグレード対象外の機種にランク分けされていました。 ただ、Microsoftから、Wimdows10へのグレードアップが可能だと判断され、 しつこくアップグレードを促され、万一使えなくなっても良いと割り切って実行しました。 その後、4年間くらい、機能や動作に問題は無く、快適に使用してきました。
ただ、一年ほど前から、Windows Updateの際に 「更新プログラムを構成できませんでした。変更を元に戻しています。」 というメッセージが表示されるようになり、これに対処できないまま経過してしまいました。 ですから、アップデート作業をしてもアップデートできないことがわかっているので、 最近は、Windows Update を何度も先延ばしにしてきました。
しかし、あまりにしつこく促されるので、11月2日にUpdateを起動しました。 Updateの作業はずっと正常に進んでいましたが、途中で再起動がかかり、 Windowsの起動画面で白い点が円を描いてくるくる廻ったあと 全面黒の画面に青い枠のような図形がちらっと表示されると再起動がかかり、 同じ動作を何度も繰り返すようになりました。
自動修復も起動できません。
これ以降、どのようなことをしてもWindowsが立ち上がらなくなってしまいました。
同じ11月2日に、2度目の恐喝メールを受け、この対応が終わった後にUpdateを起動したので、 故障と恐喝メールとの関係を心配しましたが、先のブログに書いた通り、関係は無いようです。
『使っているコンピュータやハードディスクはいつか壊れるもの』だから、
そのときになって困らないように、『データの保全や業務の継続』に対して、普段から対策をしていました。
2台の外付けハードディスク(1TB)に、 その日に作成した『プログラム、文書、写真、動画』など、同じ内容をバックアップします。 この面では、かなり用心深く対策をしていたため、殆どのデータを守ることが出来ました。
しかし、コンピュータが毎日何も問題なく動いていると、つい信用してしまい、 バックアップが疎かになっていたデータを失いました。 特に、ブラウザのブックマークは、以前はこまめにバックアップしていたものの、 最近はバックアップをしていませんでした。
ブックマークは、仕事を進めるうえで重要な情報です。 ブックマークは、必要な時にすぐにサイトにアクセスできるよう、工夫を凝らしてジャンル分けをして登録した貴重なデータです。 日常的に必要なサイトのブックマークは自力で復元できますが、 滅多に使わないけど貴重な情報なので保存しておこう思って登録したブックマークは再現できません。 何を登録したか、すべてを思い出すことが出来ないからです。
これまで無関心だった「他のコンピュータで使用するブラウザとの同期の必要性」も感じました。
また、過去に外付けハードディスクに保存したはずの大量の写真は、過去の外付けディスクを探せば残っている筈ですが、 コンピュータ本体からは消えてしまったので、直ぐには読みだせない状態です。 つまり、データは失われていないのですが、過去に戻って大量の写真の中から必要な写真を見つけ出すという ことができなくなりました。
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過去に渋谷のオフィスで使っていたLIVAのコンピュータを起動し、
データを保存した外付けハードディスクを使って、仕事は継続しています。
ただし、ブックマーク(mail・SNS・Cloud・SEO関連他)の再現や、 暫く使っていなかったために必要となった『FFFTPのホスト・パスワード等の設定、ウィルス対策ソフトのグレードアップ、 サイトへのログインパスワード変更』など、 コンピュータを使用できる状態に復活させるのに手間がかかりました。
バックアップを完璧に行っていたつもりでも、そうではなかったことに後悔はありますが、
この程度で済んで良かったと思います。
完璧ではなかったにしろ、慌ててコンピュータを購入することもなく、
じっくりと調査をし、検討してから購入できるゆとりがあることも良かったと思います。
『コンピュータは突然壊れるものである。シャットダウンする前に、次に電源を入れた時、 コンピュータが立ち上がらなくてもデータは復元できるのか、業務は継続できるのか。』を 考えて、普段から対策をしてきたことは正しかったと思います。
コンピュータが個人の生活の中に入り込み、仕事や生活の質が向上するようになって、 もうかなりの年月が経過しましたが、その間に蓄積した貴重な情報を如何に守るのか、 コンピュータが使えない時間を如何に減らして生活の質を維持するのか、 誰もが真剣に考える時代が到来していると感じました。
どのような状況で故障したのか?

2015年7月29日に、Windows10 の無償アップグレードの提供が始まりました。 Windows10 へのアップグレードを促されたときに、T社の情報では、 アップグレード対象外の機種にランク分けされていました。 ただ、Microsoftから、Wimdows10へのグレードアップが可能だと判断され、 しつこくアップグレードを促され、万一使えなくなっても良いと割り切って実行しました。 その後、4年間くらい、機能や動作に問題は無く、快適に使用してきました。
ただ、一年ほど前から、Windows Updateの際に 「更新プログラムを構成できませんでした。変更を元に戻しています。」 というメッセージが表示されるようになり、これに対処できないまま経過してしまいました。 ですから、アップデート作業をしてもアップデートできないことがわかっているので、 最近は、Windows Update を何度も先延ばしにしてきました。
しかし、あまりにしつこく促されるので、11月2日にUpdateを起動しました。 Updateの作業はずっと正常に進んでいましたが、途中で再起動がかかり、 Windowsの起動画面で白い点が円を描いてくるくる廻ったあと 全面黒の画面に青い枠のような図形がちらっと表示されると再起動がかかり、 同じ動作を何度も繰り返すようになりました。
自動修復も起動できません。
これ以降、どのようなことをしてもWindowsが立ち上がらなくなってしまいました。
同じ11月2日に、2度目の恐喝メールを受け、この対応が終わった後にUpdateを起動したので、 故障と恐喝メールとの関係を心配しましたが、先のブログに書いた通り、関係は無いようです。
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2度目の恐喝メールでわかった嘘
どのようなデータが失われたのか?

2台の外付けハードディスク(1TB)に、 その日に作成した『プログラム、文書、写真、動画』など、同じ内容をバックアップします。 この面では、かなり用心深く対策をしていたため、殆どのデータを守ることが出来ました。
しかし、コンピュータが毎日何も問題なく動いていると、つい信用してしまい、 バックアップが疎かになっていたデータを失いました。 特に、ブラウザのブックマークは、以前はこまめにバックアップしていたものの、 最近はバックアップをしていませんでした。
ブックマークは、仕事を進めるうえで重要な情報です。 ブックマークは、必要な時にすぐにサイトにアクセスできるよう、工夫を凝らしてジャンル分けをして登録した貴重なデータです。 日常的に必要なサイトのブックマークは自力で復元できますが、 滅多に使わないけど貴重な情報なので保存しておこう思って登録したブックマークは再現できません。 何を登録したか、すべてを思い出すことが出来ないからです。
これまで無関心だった「他のコンピュータで使用するブラウザとの同期の必要性」も感じました。
また、過去に外付けハードディスクに保存したはずの大量の写真は、過去の外付けディスクを探せば残っている筈ですが、 コンピュータ本体からは消えてしまったので、直ぐには読みだせない状態です。 つまり、データは失われていないのですが、過去に戻って大量の写真の中から必要な写真を見つけ出すという ことができなくなりました。
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仕事は継続できたか?

ただし、ブックマーク(mail・SNS・Cloud・SEO関連他)の再現や、 暫く使っていなかったために必要となった『FFFTPのホスト・パスワード等の設定、ウィルス対策ソフトのグレードアップ、 サイトへのログインパスワード変更』など、 コンピュータを使用できる状態に復活させるのに手間がかかりました。
誰もが『動作継続とデータ保全』を考える時代に

『コンピュータは突然壊れるものである。シャットダウンする前に、次に電源を入れた時、 コンピュータが立ち上がらなくてもデータは復元できるのか、業務は継続できるのか。』を 考えて、普段から対策をしてきたことは正しかったと思います。
コンピュータが個人の生活の中に入り込み、仕事や生活の質が向上するようになって、 もうかなりの年月が経過しましたが、その間に蓄積した貴重な情報を如何に守るのか、 コンピュータが使えない時間を如何に減らして生活の質を維持するのか、 誰もが真剣に考える時代が到来していると感じました。