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第百五段現金書留

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つい最近の事です。銀行や郵便局の窓口、ATM、あるいはインターネットバンキング
などによる口座振り込み、またはクレジットカードでの支払いが当たり前の時代なのに、現金を直接届ける以外に方法が無く、現金書留を使って現金を送るということがありました。

なぜこのようなことになったのかと言えば、私がお金を支払う相手先に、『3月中旬以降、3月末日までに指定口座に振り込むこと。』という条件があるのです。ただ、この期間は、私が日本に居ません。そのため、早めに指定口座に振り込みたいと申し出たのですが、それができない事情が相手先にあるようで、『現金書留で送って欲しい。』と言われたのです。

現金書留は、もう10年以上見たことがありません。現金書留をよく目にしたのは、私が中学生の頃、もう50年以上も前のことです。口座振り込みなら、自宅からインターネットバンキングで振り込むことが多く、手慣れたものです。しかし、現金書留はどうしていいのか悩んでしまいます。とりあえず、現金書留用の封筒を入手しないと始まらないので、郵便局に行きました。現金書留用の封筒を21円で買いました。領収書と『書留・特定記録郵便物等差出票』を受け取り、その差出票に依頼主の住所と名前、届け先の名前を記入して現金封筒と一緒に持ってくるように指示されました。
 さて、現金封筒は厚みがあり、封筒の閉じ口は、何やら複雑そうです。送り届けたい現金を準備して、封筒に入れ、封を閉じます。封の閉じ方は、現金封筒に書かれています。
それを見ながら、作業を進めます。
まず下ふたを起こしてから互い違いに、①白い中ふたを貼り付け、②その上に下ふたを貼り付け、
③その下ふたの上に上ふたを貼り付けます。これだけのことをすれば、ふたが開いて現金が封筒の外へ出ることは無いであろうと思われます。

 このように封をした後、点線で丸が描かれている3か所に、割り印または署名をします。
現金書留を使うのは、これが最後の機会だと思ったので、サインではなく印鑑を押しました。

 

 現金を入れて完成した現金封書は、直接ポストに入れてはならず、郵便局の窓口に書留として提出する必要があります。同時に、内容を記入した『書留・特定記録郵便物等差出票』も提出します。
現金封筒の重量を測り、652円を請求されました。いつも使っているインターネットバンキングの振込手数料は270円です。現金書留は、随分コストがかかるものだと実感しました。多くの人の手を煩わせるからでしょう。

窓口で、いくら現金封筒に入れたのか、金額を訊かれますので、申告します。差出票に『問い合わせ番号、郵送代金、申出損害要償額、引受郵便局名、受付時間』が記入され、複写され『書留郵便物等受領証』として手渡されます。現金書留の場合、万一事故が発生した場合、申告した金額が支払われます。ただし、最高は50万円です。

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 郵便物の配達状況がインターネットで確認できるのは、
EMS(Express Mail Service)
だけかと思っていました。『書留郵便物等受領証』を見たとき、左下に、【配達状況がわかります】の文字が目に入りました。フリーコールの電話番号や、インターネットのURLが書かれていました。早速、インターネットで配達状況を追跡しました。
『引受、発送、到着、お届け先休日等のため保管、お届け先にお届け済み』などのメッセージや、『取扱郵便局』などの履歴情報が表示されていきます。EMSと同じように、配達状況が分かるので、安心して見届けることが出来ました。

これほどICT(情報通信技術)が発展した世の中になっても、現金書留を使わなくてはならない場合もあるということを経験しました。そして、現金を郵送することが、如何に『手間とコストと時間』がかかるのかということも実感しました。ただ、昔と違っているのは、ICTのおかげで、配達状況を確認することができるということでした。でも、これが現金書留を使う最後になって欲しいと思いました。そして、ICTがもっと進歩して、口座振り込みやクレジットカードよりもっと便利な、世界共通の決済方法が安全に使えるようになる日が来て欲しいと思う今日この頃です。

岡田定晴: (おかださだはる 1952年生)名古屋市出身。平成28年10月にHTML5・CSS3・Javascriptなどのオープンソースで独自構築したウェブサイトをスタートしました。ブログ「平成の徒然草-ICT版」は、情報通信技術の発展と活用によって変わっていく世の中を、この六十数年の間、自ら体験したことや感じたことを随筆で描くものです。