朗読者からのコメント 「外郎売」




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 「外郎売」は、享保3年(1718)、2代目市川團十郎が初演した歌舞伎一八番の一つと言われています。 俳優やアナウンサーの研修で、発声練習や滑舌の訓練に使われています。私も、児童劇団の研修資料として 配布された「外郎売」を練習しました。今では見ることのできない青色のガリ版刷り、手書きの文字で印刷され、 台本形式で綴じられています。また、テレビで、原稿を張り出して外郎売を演じている場面を見たことも あります。

 この外郎売、早口言葉としてただ速く読むという読み方もあるようですが、私は、意味のあるものなので、 「朗読をする者」としては、その意味が伝わるような読み方をするのが本来のあり方だと思います。 結果的に、発声や滑舌の訓練になるものと思います。
(6分32秒)

外郎売台本




岡田定晴


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