インターネットの恩恵に与れない世代
2018.07.10 岡田定晴
| 7月の水平線(作曲:Amacha) |

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①検索窓にURLを打ち込む
検索窓は、知りたい情報を単語や文章で指定すると、検索エンジンがインターネット上にあるホームページを検索して、
検索の意図に沿ったホームページを表示してくれるものです。この検索窓にURLを打ち込んでしまうのです。
検索窓に公開されていないホームページのURLを打ち込んでも、目的のホームページは表示されません。
ホームページが表示されないとスマホを見せてくれた人に、どのように操作したのか実際にやってもらうと、
検索窓にURLを打ち込んでいました。まさかと思いましたが、これが現実なのだと思いました。
もちろん、ビジネスでインターネットを使っていた一部の人は、全く問題ありませんでした。
②アドレスバーに表示されているURLの一部を利用して、目的のURLを打ち込む。 目的のサイトが、httpsではないのに、無意識のうちにhttpsを指定しまう。
アドレスバーは、ウェブブラウザが現在表示しているWebページのURLを表示するものです。
また、目的のURLを打ち込めば、そのホームページを表示してくれるものです。
従ってこのアドレスバーに目的のホームページのURLを打ち込むことは正しいことです。
しかし、表示されているホームページが、たまたま https:// で始まるURLであり、
httpsの意味するところを知らない人が、https://www. までの記述を利用して、
それ以降のURLを打ち込んで目的のホームページを表示しようとすると、
『このサイトは安全に接続できません』というメッセージが表示されます。
私のサイトは、決して怪しいサイトではありませんが、httpのサイトにhttpsでアクセスすると
このようなメッセージが出るのです。
httpsとは、端末側とサーバー側間の通信が暗号化され、公共のWiFiを使っても、盗聴の心配が
要らないものです。銀行や通販ではhttpsが必須の条件ですが、個人のサイトでは、
お金がかかることなので簡単には対応できません。
少し話が逸れますが、最近のブラウザでは、このアドレスバーを検索窓として使うことが可能になっています。 このアドレスバーの窓には、Edgeの場合『検索またはwebアドレスを入力』が、Chromeの場合空白が、 Firefoxの場合『Googleで検索、またはURLを入力します』が表示されています。 また、Edgeの場合はBingで、ChromeとFirefoxはGoogleで検索されます。
経験して知っていれば何でもないことも、インターネットに馴染みのない人にとっては、 このようなことすら恐怖に感じるのかもしれません。知らないことは恥ずかしいことではありません。 知らないことをいつまでも知らないままにしておき、いざというときに使えないことのほうが 恥ずかしいことだと思います。だから、同世代の人に対しては、URLを知らせても辿りつけないということを想定して、 「わからなければ信頼できる人に訊いてください」とか「信頼できる人に操作して貰ってください」 とアドバイスをしています。小学生の頃、下校して帰宅した後に、空き地で野球に誘われることが よくありました。でもルールを知らず、何となく自分でルールを類推してプレーしていたので、 間違って味方の失点になった時には周りから叱られました。だから知らないということに対する恐怖心は 理解できます。でも、わからないことを積極的に周囲に訊いて試してみれば、最新のICT(情報通信技術)の 恩恵に与ることができる筈です。それは、冒頭の例のように、いざという時に、命を救うことになる のかもしれません。
[参考] デジタル写真の配布について思うこと
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